デッキ構築かく語りき

第3夜となる今回は、リクエストもあったことですし、レベル配分から見たデッキ構築について少々語ろうかなと。


ざっくりと結論を書いておきますね。
「レベルの総合計が多少高くてもそこまで大きな事故にはつながらない」
「役割をきちんと分担させること」


正直なところ、スタートキャラをレベル1にして、それ以外の49枚をレベル3以上にしても回らないことはないと思います。
そのかわり、初手が除去されると3ターン目まで無抵抗ですし、それでなくても、2ターン目はほぼなかったようなものになるので、相手に先手を取られることを覚悟の上でなら組めると思います。


以前書いた100前後のレベル総合計は個人的には間違いではないと思います。以前紹介したいつか天魔の黒ウサギデッキは、(ちょっと改良した結果)レベルの総合計が115になっていましたが、現時点ではそこまでの手札事故が発生していないと思います。


ただ、手札事故は発生しにくい気がするものの、レベルの総合計が上がると噛み合わせの悪さが発生してくる可能性が上がると考えます。
このカードをベンチに下ろしたいのにエネルギーが足りないだとか、全てやろうとすると手札かエネルギーが枯渇しているだとか。
そういう噛み合わせの悪さは、高いレベルのカードを使う代償であると考えるべきだと思います。
そのあたりの調整をしていって、自分のプレイングスタイルだとか、癖と一番噛み合うレベルの量を検討していくことが重要でしょう。
自分の場合、このゲームをやる上で、ドローゴーをあまりしたくないので、状況に応じて少しでも動けるようなデッキ構成をします。
その結果レベルの総合計が低い方が動きやすいデッキのような気がします。そうでない場合は、デッキに用いているギミックが重い場合が多いような気がします。
前述したいつか天魔の黒ウサギデッキは、コンセプトがレベル3に2枚あるので、それを中心に組んだ結果、重くなっています。
逆に、レベル1の鞠絵を中心に組んだシスプリデッキは、100行くか行かないかの辺りをさまよっています。


とはいえ、意味もなくレベルの高いカードを増やす必要はないでしょう。コンセプトであるだとか、このカードが好きだからだとか(その場合は愛の力で回してください)、何かしらの理由をつけてデッキを組まないとそれこそ紙束となります。ドロソと除去とカウンターとアタッカーといったように、役割を分担させて、その役割から使えるカードを選んでいくと、デッキとしてはきれいな形になります。
まあ、多くは作品やエキスパンションで組むんで、あまり選択肢が無かったりするのですが…。
それでも、回した結果重く感じるようであれば、他のカードをムリヤリ入れることも考えてみてもいいかもしれません。コンセプトでいくつかの固まりができるはずなので、そこからデッキを組んでいってもいいでしょう。
コンセプト等々については昨日語りましたので、その辺りはそちらに譲っときます。


ここまでやったら後は実戦でどの程度回るかの確認をしていけばいいと思います。いくらかやれば、自分に合うレベル域や合わないカードも見えてくるはずです。
相手が見つからない場合は、一人で回して見ましょう。
先攻後攻をランダムで決めて、3〜4ターン目くらいまで回せば大体のデッキの動きが分かるはずです。その時点でもいるものといらないものを仕分けられるでしょう。


こっからはもう趣味の領域ですが。
最終的には、1枚単位の調整となります。
4積みと2積みのカードばっかりではなく、3積みのカードも増えていくと思います。その中で、フィーリングでこれは2でいいだとか、これは4だとかを回してみて感じてください。
一番回しやすい形を見つけるまで、最悪1人回しでも100〜200回くらいやれば見えてくると思います。


できれば、調整を手伝ってくれる友人を探しましょう。
週に1回で十分です。ネット上で探しても構いません(スカイプでも
チャットでもいいですし)。
もう1人の自分でもいいです。2デッキ回せればいいので。
やっぱ回した回数が引き出しの多さにつながりますので。
やりすぎると、固定化されてそれもよくないんですが。


こんなものでまあ何とかなるのではないかと。
このゲームの場合、愛が理屈に勝てることもままあるので、どちらを信じるかはあなた次第です。
自分は愛に行こうとして理屈で考えて負けるタイプですが。